最近、街中でマスクをしている人をよく見かけるようになった。風邪の予防と、風邪を他人にうつさないためのエチケットで、風邪がはやっている証だ▼八重山では先週(第3週)、インフルエンザの流行が警報レベルに達し、22日に県福祉保健部が警報を発令した。第4週(20日~26日)には、定点当たりの患者数が警報基準(30人)の2倍以上に当たる66人に達し、急速に流行が拡大しているようだ▼八重山保健所によると、管内のインフルエンザの罹患(りかん)者数は、5~9歳をピークに0歳から14歳に集中。先週は平真小学校、27日からは八重山農林高校2年生の1クラスが学級閉鎖となった。今後、保育園や小中学校などでの感染拡大が心配だ▼インフルエンザといえば、39度前後の高熱が数日間続くことがイメージされるが、中には熱が37度台の微熱程度と、本人も気づかない比較的症状の軽いケースがあるとか▼たとえ高熱がでなくても、熱やせき、鼻水など風邪の症状があれば、インフルエンザを疑い、病院で診断してもらう必要があるようだ▼報道では、今年のインフルエンザの種類はA香港型、B型、5年前に新型と騒がれたH1N1型の3種類が同時に流行しているとか。予防のためにマスク、手洗い、うがいを心がけることが必要だろう。(下野宏一)
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