八重山高校フットサル部(謝敷真也監督、加屋本勇貴主将、部員11人)が12日に豊見城市のフットサルティーダイン沖縄で開かれた2014タッサダルポンチ沖縄県予選(同施設主催)で優勝し、2月の九州大会出場権を獲得した。加屋本主将は「九州大会の戦いはすでに始まっている。練習を重ね、九州制覇を狙う」と力強く語った。九州大会(㈱スポーツリンクアンドシェア主催)は福岡市のディノフットサルクラブで開かれ、九州沖縄の各地で開催の予選を勝ち上がった8チームで争われる。
同部は2011年10月に同好会としてスタートし、継続的な活動と12年9月の九州フットサル施設連盟選手権8強などの実績が認められ、本年度から部に昇格した。
フットサルには高体連などの公式戦がないため、社会人チームと対戦するなどしながら各施設が主催する大会に出場している。
県予選は、ビギナークラスよりも上位のオープンクラスで、競技志向の高いカテゴリーに分類される。出場は社会人5チーム、高校3チーム。
八重高は予選リーグを2勝1分(勝ち点7)の1位で通過し、決勝トーナメントに進出。準決勝は社会人のFC JIRORAMOを2―2(PK3―2)で退けた。決勝はNAHA ASOBOWA FSC(那覇高)と対戦し、2-2で両者譲らず、PK戦にもつれ込んだが、3―2で下して栄冠を手にした。
加屋本主将は「優勝の実感はなかったが、時間が経つにつれて誇らしく思えてきた。どこも強豪で、きわどい試合ばかりだった。日ごろからPKの練習も積んできたおかげ」と振り返った。
県予選には八重山商工も出場。予選リーグは1勝2敗(勝ち点3)で3位となり、敗退した。