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Channel: 八重山毎日新聞社
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元日の恒例行事といえば初日の出に初詣が定番…

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 元日の恒例行事といえば初日の出に初詣が定番となっているが、大浜集落では、各期別が集いタスキリレーする「新春期別駅伝」が元日朝の恒例行事となっている▼長距離自慢の人が、同級生と1人対複数のリレーで勝負したのが始まりとされ、今年で38回を数えた。コースも以前の国道から、公民館前を発着点に大浜小学校の外周などを回る、8区間約6㌔のコースに変更され、定着している▼今年も、各年代の期別に加え、スポーツ少年団や家族、小学校教職員、青年会を含め、総勢17チームが出場。40歳を境に一般と壮年に分かれ、一周約800㍍をタスキリレーした▼その光景は見ていて楽しい。ぶつけ本番の参加者が多く、大きなおなかを揺らし、息も絶え絶えにタスキをつなぐ様は、初笑い物だ。その参加者に、沿道の住民が「頑張れ」「もっと走れ」と応援やげきを飛ばす。毎年恒例の風景だ▼ただ、問題もある。駅伝終了後に公民館で表彰式を兼ねた懇親会が行われるが、そこで盛り上がり帰宅時間は遅れがち。家でニントゥ(年頭)のため帰りを待つ家族はカンカン。最初の「やーむんどぅ(家庭騒動)」の元にも▼ただ、これも一年最初の恒例行事として過ぎてしまえば一つの思い出。良くも悪くも新春駅伝は大浜地域元日朝の風物詩だ。(下野宏一)


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