石垣市長、中山義隆氏(46)を支持する八重山維新の会(塩谷篤会長、42人)は25日、来春の市長選に立候補するよう中山氏に要望した。中山氏は「1期で全て終わったとは考えていない。新たな課題も出てきており、しっかり取り組んでいきたいという気持ちだ」と意欲を示した。
出馬の表明については「自民党の(擁立)決定がまだなので、この場で的確な返答はできないが、皆さんの気持ちに応えるようにしたい」と述べるにとどめた。
維新の会は11月に事務所を構え、取り組みをスタートさせているが、自民支部が一本化していない状況を受け、要望に踏み切った。
塩谷会長は「市長は若くて至らない部分があるかもしれないが、石垣市をもっとよくしてくれる。年内に一本化して出馬表明をしてもらいたい」と話した。
要望書では、新空港開港後の経済活性化について「国内外を問わずトップセールスを行ってきた市長の若さあふれる、バイタリティーある行動力のたまもの」、北朝鮮のミサイル発射実験に際しても「政府や自衛隊と連携しながら迅速、的確な判断で郡民の不安を払拭(ふっしょく)した」と評価している。