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Channel: 八重山毎日新聞社
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今期操業がスタート 石垣島製糖

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8カ月ぶりに工場に活気が戻った石垣島製糖。今期は7万5734㌧台の原料が予定されている。=17日午後、石糖原料ヤード

 2年ぶりの年内操業となる石垣島製糖(加納成浩社長)の今期(2014・15年期)製糖が17日、スタートした。今期は、生産量が前期実績を4252㌧(5.9%)上回る7万5734㌧と見込む。面積増加に加え、台風被害が少ない好条件となったが8月からの長期干ばつの影響で、茎長が短く、10㌃当たりの単位収量を低く見込んだ。甘しゃ糖度は14.62度の高糖度を予想。初日はこれを上回る14.7度を記録した。操業は、来年3月27日までの101日間を計画している。

 今期製糖計画は、収穫面積が1324㌶(前期比18㌶増)、10㌃当たりの単位収量5.718㌧(前期5.474㌧)で、生産量は前期実績を約4250㌧上回る7万5734㌧を計画。収穫は70%が機械刈り、25%を無脱葉、5%を手刈りで予定している。

 粗糖の生産量は9194㌧(前期比469㌧増)、製品歩留まりは12・14%で計画している。

 操業に当たり関係者を招き同日午後3時から同社第2会議室で操業開始式を行い加納社長は「農家が大事に育てたキビを無駄がないよう効率的に運転を進めていきたい。また、15日に竣工(しゅんこう)した集中脱葉施設で歩留まり向上を目指したい。基幹産業として石垣市の経済発展、地域の活性化に役立ちたい」と今期操業への決意を示した。

 中山義隆市長、玉城肇県八重山農林水産振興センター所長が来賓あいさつした。

 この後、原料ヤードで、コンベヤーに市長ら3人が原料を投げ入れ、加納社長らが酒で清め、今期操業の安全を祈願した。

 工場には、原料を満載した大型トラックが次々と乗り入れ、8カ月ぶりに活気が戻った。


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