石垣市缶類の資源化検討委員会(委員長・川平真章自治公民館連絡協議会理事、委員12人)の報告に基づき、来年4月1日から飲料缶以外の缶類や家庭用金属類を資源ごみとして新たに収集する石垣市は15日、全公民館で実施する住民説明会を開始した。市環境課(慶田盛伸課長)は同3月までに、ごみの出し方についてイラストなどを添えて解説する手引を全世帯に配布して周知徹底を図る。
説明会は平野公民館から開始。この日は平久保、久宇良でも行った。今回資源化する▽スプレー缶・ガス缶▽食品缶・一斗缶▽家庭用金属類|の代表例を現物や写真で紹介した。
富浜公雄生活環境係長は「スプレー缶などは中身を使い切ってガスを抜いて出してください」「食品缶は軽く水ですすいで出してください。洗剤を使う必要はありません」「刃物は新聞紙などでくるみ、『刃物』と書くなど収集する人がわかるようにしてほしい」「鍋の取っ手など取り外しができないものはそのまま出してもらいたい」と説明した。
袋は中身の判別ができるよう透明袋を使用するが、スプレー缶・食品缶と一斗缶・家庭用金属類に分けて出す。
爆発性、引火性のある缶、建築塗料缶などは資源化せず、従来通り燃やさないごみとして出す。
慶田盛課長は「缶類を資源化することで、最終処分場がさらに5年間延命化できると試算されている。各地区で説明会をするのでぜひ参加してもらい、来年4月以降の資源化に協力をお願いしたい」と呼びかけている。