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Channel: 八重山毎日新聞社
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「飲んだら乗るな!」「乗るなら飲むな!」…

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 「飲んだら乗るな!」「乗るなら飲むな!」。飲酒運転防止を呼びかける合言葉だ。だが、その言葉を知ってか、知らずか、酒気帯び運転で逮捕されるドライバーが後を絶たない▼特に最近目立つのが、前夜に飲んだ酒類が抜け切らずに翌朝、「二日酔い」状態で車を運転し、「酒気帯び運転」で逮捕されるケース。先日は同じ日の朝に2人が逮捕されるなど、連日、逮捕が続いている▼アルコールが体から完全に抜けるには相当な時間を要する。個人差はあるが、八重山署が一般的な目安として示しているのがビール500㍉㍑は4時間。仮に3本飲むと12時間は体内にアルコールを帯びている状態になる▼運転手からは「寝たので酒は抜けていると思った」「これくらいは大丈夫だと思った」などの言い訳がある。だが、体内のアルコールは睡眠をとっても消えるわけではない。その勝手な思い込みが大きな落とし穴だ▼八重山署が10日現在でまとめた今年の飲酒運転検挙件数は72件。昨年1年間の検挙件数65件をすでに上回り、まだ増えそうな気配だ▼12月に入り、一年を締めくくる忘年会シーズンも花盛りで、飲酒の機会が増加する。楽しく一年を終え、希望を持って新年を迎えるためにも「飲んだら乗るな!、乗るなら飲むな!」。この合言葉を徹底したい。(下野宏一)


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