正しい三線音楽の継承と沖縄の芸能文化の向上発展に寄与しようと、琉球古典音楽野村流保存会は20日午前、天川公民館で賞選考会を開き、石垣市内の小中学生3人が合格した。
合格したのは、琉球音楽普及賞・金賞が武岡春奈さん(石垣中1年)、銅賞が武岡美空さん(真喜良小4年)と粟盛舞弥(まや)さん(伊野田小5年)。春奈さんと美空さんは姉妹。
金賞は「恩納節」、銅賞は「安波節」がそれぞれ課題曲。玉那覇有和審査委員長ら3人が▽音程▽リズム▽発声法―など6項目を審査した。
春奈さんは「自分の中で1番上手に弾けた。次は奨励賞の銀賞合格を目指して頑張る」、美空さんは「教室で一生懸命練習を頑張ってきた。次は銀賞に向けて頑張りたい」、粟盛さんは「初めての舞台で、始まる20分前から緊張していたが、ちゃんと歌えてよかった」とそれぞれ語った。
玉那覇委員長は「声もしっかりしており、将来が楽しみ。今後も先生の指導をしっかり受け、次の賞に挑戦してほしい」と述べた。