平久保サガリバナ群落の開花式(平久保サガリバナ保存会主催)が5日夜、現地で行われた。会場には約300人(主催者発表)の市民や観光客が訪れ、ライトアップされた神秘的な雰囲気のサガリバナに見入った。
サガリバナの群落は同保存会会長の米盛三千弘さんが自身の所有する畑の近くで発見。9年前から遊歩道の整備や植樹などを行い、市民が気軽に楽しめるよう整備を進めてきた。昨年は県が主催する「沖縄ふるさと百選」に認定された。
開花式で米盛会長は「皆さんのおかげでここまでやってこれた。街の喧騒(けんそう)を忘れて、夜のサガリバナを楽しんでください」とあいさつした。
平久保小学校や同校卒業生によるエイサーと獅子舞、「さがり花・愛歌」(作詞・嵩原督、作曲・安里隆)の歌や創作舞踊も披露された。
来場者はサガリバナ群落を散策し、「とてもきれい」「夜に咲いて朝には散るなんて不思議」と白やピンク色のサガリバナにうっとりと見入っていた。
サガリバナは7分咲きで、これから見ごろを迎えるという。