【沖縄】第96回全国高校野球選手権沖縄大会(主催・沖縄県高野連、朝日新聞社)が21日、沖縄市のコザしんきんスタジアムを主会場に開幕し、61校が夏の甲子園出場を懸けて熱戦の火ぶたを切った。八重山勢は、八重山高校が沖縄水産高校に1|2、八重山商工高校が嘉手納高校に0|10の六回コールド、八重山農林高校が読谷高校に2|7で敗れ、いずれも初戦で姿を消した。
八重高は、一回裏に四球で出塁した1番内原令雄(2年)が1死後に二盗し、3番池田関維(2年)の左前安打で先制。四回まで沖水打線を完璧に抑えた名嘉真敦希(2年)は、五回表2死から死球で出塁を許し、右前安打と左超えの二塁打を浴びて逆転された。名嘉真は九回を投げ、4安打に抑える力投をみせたが、打線が援護できなかった。
昨秋の九州大会を経験し、今大会で注目を集めた八商工は、投打がかみ合わず六回コールド負け。故障中の馬場寿希矢(3年)に変わり先発した具志堅忠憲(2年)が得点圏に走者を置いた場面で踏ん張れず長打を浴びた。打線は、六回裏に無死満塁の好機をつくったが得点できなかった。
八重農は、一回裏に一挙4本の長打を浴びて4点を先制された。四回表には安打を絡めながら2点を返したが、五回と八回裏に追加点を許し、突き放された。終盤にも多くの好機を迎えたが、あと1本が出なかった。
八重山勢の結果は次の通り。
【1回戦】
沖縄水産
000020000|2
100000000|1
八重高
(沖)城間|大田
(八)名嘉真|高宮城
▽二塁打=上間(沖)、内原(八)
八商工
000000|0
103042×|10嘉手納
(六回コールド)
(商)具志堅・森田・大濱|宮良雄・前粟盛
(嘉)仲地・桃原|古謝・町田
▽三塁打=知花卓・具志堅(以上嘉)
▽二塁打=知花由・大城璃(以上嘉)
(コザしんきんスタジアム)
八重農
000200000|2
40002001×|7
読谷
(農)渡久山・平良・渡久山|登野城
(読)富田・山城|石原
▽三塁打=比嘉(読)
▽二塁打=登野城(農)、西牧・菊池・吉山・比嘉(以上読)
(宜野湾市立野球場)