【東京】第6回カラーガード・マーチングパーカッション全国大会・高校の部に沖縄県代表として出場する八重山高校カラーガード部の生徒が大会前日の28日、都内で最終調整を行った。
同部の卒業生で外部コーチの浜渦華衣さん(30)が見つめる中、生徒らはダンスの動きからライフルトス、フラッグワークと個々のパートを入念にチェック。最後は4分半のショーを通して行い、本番へ向け一体感を高めた。
12年連続で全国大会出場を決めている同校だが、コロナ禍で21年と22年はビデオ審査による実施となったため会場でのパフォーマンスは3年ぶり。
昨年12月の第50回マーチングバンド全国大会で石垣二中が日本一に輝いたことも刺激になっている様子で、部長の池澤華さん(2年)は「この日のためにできることは全てやった。二中に負けないぐらいのショーを見せて日本一を獲りたい」と語り、副部長の仲舛里菜子さん(2年)も「自分は大事なソロのライフルトスを任されているので、しっかり決めて観客を感動させたい」と意気込みを見せた。
生徒らの動きを見守った浜渦コーチは「1人1人の能力が高く、本番に強い子たちなので、いつも通りに出来れば日本一も見えてくる」と期待を込めた。
大会は29日午前11時から東京・駒沢体育館で開会式が行われ、八重高は午後2時過ぎに登場する予定。
(小笠原大介東京通信員)