狭い道路をレンタカーが高速で走り去るのを見て「この速さでは広い通りのカーブでも曲がり損ねる可能性がある。島ではお互いが制限速度を守り、徐行と一時停止の徹底に努めれば人身事故、動物の殺傷は防げる」と話す元警察官▼某日午前。市老人福祉センターの所用で国道を通ったら宮良橋手前のガードレールに衝突、車線をふさぐ体で斜めに止まっている車両が。自損事故。ケガは無かったようで運転手らしき若者が携帯でレンタカー会社と連絡を取っている様子▼帰りもそこを通ったが車は撤収され、曲がったガードレール側には徐行注意のコーン標識が並べ置かれていた▼あれからだいぶたつ。黄色いコーン標識が目印のガードレールは曲げられたまま。民間の店の壁や看板などだったらこんなに長くほうっておくわけにはいかないだろう▼不特定多数が利用するレンタカーの保険による対物保証は万全を期していると思うが、事故相手がモノ言わぬ立ち木や公共構築物などであれば、知らぬふりを決め込んでも許されるのかな。それとも公共物の損壊や汚損などは役所が相手を特定し賠償申し立てを積極的にしていないのかな▼本日は島を周回する「八重山毎日駅伝競走大会」。島の道路(観光地の顔)の手入れ、管理の現状を見て回るのも乙では。(仲間清隆)
↧