石垣島で活動する平均年齢80歳の合唱団・石垣女声コーラスあかようら(黒島郁江会長・35人)が、来月3日から開催される第42回全沖縄おかあさんコーラス大会に向けて練習に励んでいる。コロナ禍で延期が続き、3年ぶりの開催。メンバーらは「久々の県大会なので、いろんな地域から来た人からたくさんの刺激を受けてきたい」と意気込んでいる。
14日夕の練習には、会場の石垣市文化会館に会員約20人が集まり、ピアノの伴奏に合わせて合唱。発声練習から始まり、「みかんの花咲く丘を」、大会で歌う予定の「おかあさん」、「桑の実」(宮良長包作)を伸びやかに歌い上げた。21日に市民会館中ホールで最終リハーサルを行い、本番に備える。
今回初めて大会に出場する平地ますみさん(71)は「コロナ禍の中、新しいことにチャレンジしようと思い、声をかけていただいた縁で練習に参加している。自分のパートを一生懸命歌って、いいハーモニーを作りたい」と意気込む。
毎年県大会に参加している登野城ルリ子さん(85)は「自分たちが歌うのも楽しみだけど、いろんなところから来た人たちの歌を聴くのも楽しみ。2年間なくてさみしかったので、今年は参加できてうれしい」とほほえんだ。
第42回全沖縄おかあさんコーラス大会は来月3日から2日間、琉球新報ホールで開かれ、県内の全19団体が出場を予定している。