㈱石垣ケーブルテレビ(藤原敏明代表取締役社長、ICT)のドキュメンタリー番組「日本最南端の高校剣道部~最後の夏に挑む~」が、第17回ケーブルテレビ九州番組コンクール(日本ケーブルテレビ連盟九州支部主催)で特別賞を受賞した。同賞受賞は2度目。
新型コロナウイルス禍真っただ中の2020年夏、八重山高校剣道部4人が挑んだ県高校総体団体戦への道のりを密着取材、3年生最後の夏を記録したもの。
撮影は生徒たちが中学生だった14年にスタート。白保、石垣、石垣第二の各中学校から八重高剣道部に4人が集結。団体戦(5人)出場には1人少ない。しかもコロナの影響で先鋒が欠場という不利的立場で奮闘する姿を追った。
番組を制作した和田学チーフディレクターは「コロナで子どもたちの活躍の場を見る機会も減っている。これからも映像を通して地域でがんばる人や島々の魅力を伝えていきたい」、制作に関わった松原かいキャスターは「今後もローカルなネタを放送して、皆さんがコロナ禍を笑顔で乗り越えられるようになればうれしい」とそれぞれ話した。
同コンクールは「バラエティー・情報部門」「ドキュメンタリー部門」があり、ドキュメンタリーには26作品の応募があった。それぞれグランプリ、準グランプリ、優秀賞、特別賞が設けられている。ICTの受賞作品は、再編集版を21日午後8時からICT八重山チャンネル(111チャンネル)で放送する。