プロテニスの元日本ランキング1位で、現在は実業団チームに所属する本村剛一さん(40)のテニスクリニック(八重山テニス連盟主催)が5日午前、石垣市中央運動公園屋内練習場で行われた。小学生から一般のプレーヤーが参加し、プロのハイレベルな技にくぎ付けとなった。
午前の部には、クニナカテニススクールに通う小学生から中学生までの62人が指導を受けた。本村さんは基本動作やフットワーク、返球のポイントなどを丁寧にアドバイスした。
下地美桜(みお)さん(13)は「コートの前でボールを打てないのが自分の課題だったが、本村プロのおかげで解決した。この経験を中体連の大会で生かしたい」と意気込んだ。
川島波留(なる)くん(7)は「本村さんのプレーがすごく、楽しくテニスができた。将来プロになりたい」と夢をふくらませた。
本村さんは「石垣島の子は素質がある。離島というハンディを言い訳にせず、強くなるという意識を持って練習に励んでほしい。石垣島から日本を代表する選手が出てほしい」とエールを送った。