石垣市内で介護老人保健施設や通所リハビリテーション、居宅介護支援などを行う介護サービスの事業所数が2月に231事業所となり、2004年の96事業所から10年間で約2・5倍に増えていることが、県や市介護長寿課などへの取材でわかった。
市内の65歳以上の人口は03年で7255人だったが、13年には8534人と1279人増加。今後も高齢者の増加が予想され、介護サービスの需要は高まりそうだ。
231事業所のうち、最も多いサービスは居宅療養管理指導の36事業所、次いで訪問看護24事業所、訪問リハビリテーションと通所介護、居宅介護支援がそれぞれ19事業所となっている。
最近では、アパートのような個室で浴室やトイレ、キッチンなどが完備されているサービス付き高齢者住宅の整備が進み、市内では17日までに2事業者が開所。年内にはさらに2事業者が開所する予定だ。
市福祉部の知念修部長は「高齢化社会が進んでおり、今後はさまざまなニーズに対応できるようなサービスや施設が増えてくることが予想される」と話している。