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石垣市 予防保全型で費用減

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今後50年間の維持管理・架替費の推移

 石垣市はこのほど橋梁長寿命化修繕計画(橋梁24橋、函渠27橋)を更新した。従来の対症療法的な維持管理を続けた場合、莫大(ばくだい)なコストがかかることから、予防保全型の修繕で費用の縮減を図るとともに道路網の安全性を確保していく。今後50年間の修繕費は予防保全型で21億5000万円余り、事後保全型で48億円余りと約27億円の縮減が見込める結果となっている。

 市管理51橋架橋のうち、建設後50年以上を経過した老朽化架橋は現段階でないが、10年後には全体の49%(25橋)、20年後には61%(31橋)に増加する。

 市は2011年3月に長寿命化計画を策定しているが、専門技術者の詳細な定期点検を実施した結果を踏まえ、計画を見直した。

 緊急輸送道路、重要施設アクセス路、道路種別、バス路線、迂回(うかい)路の有無、観光地アクセスなど従来の11項目に構造形式を追加した12項目で評価を行い、優先度を決定した。 

 この結果、緊急措置段階(道路橋の機能に支障が生じているか生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講すべき状態)が1橋、早期措置段階(道路橋の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置すべき状態)が5橋、予防保全段階(道路橋の機能に支障は生じていないが、予防保全の観点から措置を講じることが望ましい状態)が20橋、健全(道路橋の機能に支障が生じていない状態)が25橋。

 橋ごとに修繕の内容や時期などをまとめている。このうち早期措置段階にある田原橋については本年度の調査設計、次年度の修繕工事を計画している。


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