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石垣に簡易宿泊施設を 竹婦連が町に要請

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要請を行う竹婦連役員ら=30日午後、町長室

 竹富町婦人連合会(親盛美智子会長)の役員は30日午後、町役場を訪れ、町在住の女性に行ったアンケート結果を基にまとめた要請を行った。共通課題として「子育て・医療と介護・生活」を挙げ、安価で町民が優先的に利用できる石垣島への簡易宿泊施設の整備などを要望した。平良和子副会長=西表上原=は「町民の半分は婦人。婦人が住みよいと感じられる地域づくりは、町の発展につながる」と強調した。

 要請では、観光客の増加に伴い、石垣市内の宿泊施設の予約が取りにくい現状を紹介。宿が取れず学校の行事や部活動の大会、病院への通院などに苦慮していると伝え、「通院者向けの個室、学校団体の利用しやすい大部屋施設を設置してほしい」と訴え、「施設整備が整うまで既存の宿を町民が優先的に利用できるシステムづくりや町民割引などの対策は取れないか」と提案した。

 大嶺高輝政策推進課長補佐は「町役場移設で石垣支所内に簡易宿泊施設と交流施設整備を検討している」と説明、収容人数などはニーズ調査などを踏まえ算出する考えを示した。

 婦人会は、町予算を使った施設整備の検証・評価も求めた。当初の目的が果たされず、利用率が低く必要性の低い施設などがあると指摘。有効利用されていない原因を町と指定管理者が把握し、評価結果の公表を求めた。

 役員は「何のために箱ものを造るのか目的を示してほしい。各地域の婦人からは、公園や高齢者施設設置の声もあった」とした。

 要請はほかに▽船の朝夕の増便と船代金の据え置き▽各島間の格差是正▽世界自然遺産登録に伴う生活への不安解消▽竹婦連活動への協力と婦人の声を聞く機会の創出—など。

 前鹿川健一副町長は「内容をしっかりと町長に伝え取り組みたい」と答えた。


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