棄権を減らし投票率を上げるための呼びかけ工夫がなされているが、それで、大きく改善されたという話は聞かない▼選挙期日に仕事や用務がある人を対象に設けられている期日前投票では事由査問が緩くなり、投票率が毎回上昇傾向にあるが、この中に、これまで棄権していた人が積極的に投票してくれるようになったのかは、統計が公表されていないので知る由もない▼立候補者のいずれの公約も納得、同意できないので棄権で意思表示をしたと、もっともらしい言い訳をする有権者もいるが本音かな。私の周りの棄権者を見ている限りでは「自分の権利だもの、棄権してなぜ悪い、いちいち言われるから余計行きたくない」とも▼こりゃ、駄目だ。こうなったら荒療治を行うしかない。3回棄権したら当人が必要を感じて申し出るまで選挙権を停止しておく措置だ。数多い棄権者だもの、選挙事務の手間暇だけでも税金の大節約になること請け合い▼現実に投票率が28%で、単純計算で棄権が72%であっても政治の世界は淡々と動き成り立っている。少数で選ばれた議会といえども民意は反映されていると多数決を強行し恥じない政治家は多い▼棄権者にも平等に波及する政治。それが不満でも棄権では政治は変えられない。投票に行こうよ。(仲間清隆)
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