【那覇】石垣市商工会(我喜屋隆会長)と石垣島フレグランス事業推進委員会(浦内由美子委員長、委員6人)は17日午後、県庁で記者会見し、南ぬ島石垣空港開港1周年を記念して、石垣島のヤコウボク(夜香木)を使用した香水「ぬちがふぅ 石垣島オードパルファム」を3月7日から発売すると発表した。我喜屋会長は「島の香りを新たな商品として積極的にアピールしたい。石垣島を思い出したり、また行きたいという商品になることを期待している」と述べ、販売に意欲をみせた。
香水は価格2500円(30㍉㍑、税別)。製造は資生堂、販売は市商工会が展開。石垣島からの発信を基本に、同空港をはじめ、島内の資生堂チェーン4店舗、主要ホテルなどで発売する。
ブランド化を目指し、商工会のインターネットや本島での販売、本土での八重山物産展などへ出品も視野に入れて販路を拡大したい考え。販売目標は半年で5000本。
ヤコウボクの香水は、市商工会が全国商工会連合会の補助事業を受け開発に着手。同委員会が資生堂アメニティーグッズ㈱(久保宏社長)と連携し、同社の「ご当地フレグランス事業」を活用して約1年かけ完成させた。デザインに「サンゴ礁」「星砂」「ミンサー織り」を取り入れるなど、石垣島の癒やしと幸せな気持ちに満たされるイメージを表現した香りを商品化させた。
久保社長は「たいへんいい商品が出来上がった。多くの方に愛されてほしい」、浦内委員長は「これからもせっけんなど、いろんな物に取り組み地域活性化につなげたい」とそれぞれ述べた。