8~12歳以下の国際テニス大会「キッズテニスカップ」(キッズテニスドットコム主催)が5月14~16日の3日間、石垣市中央運動公園テニスコートで「国仲スポーツキッズテニスカップ29石垣島」として開催される。同大会はこれまで、国内外で28回実施。延べ3000人以上の子どもたちが参加。優勝者の海外遠征も支援し、数々の日本トップ選手を生み出してきた。
同大会は8、10、12歳の男女別に試合が行われ、優勝者にはスポーツメーカー大手の「ミズノ」が1年間の用具使用契約を結び、無償提供する。
石垣島大会には現在、台湾からも10選手がエントリー。国内は北海道や関東など全国各地から約70人の選手が出場する。
同大会を主催する同ドットコムの松島徹代表(55)=福岡県=は「テニス先進国のヨーロッパなどでは、子どもや女性が優先され、才能とやる気のある子を地域がバックアップする。日本は大人がメイン、子ども目線ではない」と文化の違いを訴える。
松島さんの趣旨に賛同し、大会運営にも携わる同スポーツの国仲恵亮さんは「国内外問わず幅広い選手が参加する。石垣島の子どもたちにとって絶好の機会」と話した。
市内でテニススクールを主宰する国仲さんは「継続して大会を開催し、石垣の子どもたちが外に出なくても、台湾をはじめアジア諸国の選手が集まり国際試合ができる仕組みをつくりたい」と述べた。