2013年の1年間に南ぬ島石垣空港で発着する飛行機を利用した乗降客数は、過去最高の206万9027人を記録したことが石垣空港管理事務所の速報値で分かった。これまでは06年の195万8374人が最高だったが、これを5・7%上回り、初めて200万人の大台を突破した。
石垣空港と与那国空港を加えた13年の入域観光客数は同年11月で88万191人。石垣空港の12月の降客は7万4621人で、観光客が含まれる割合となる同月の混在率を乗じると、年間の入域観光客数が93万人を突破するのは確実な情勢となっている。
石垣空港では6月14日からピーチが関西、7月10日からスカイマークが那覇、神戸、成田、9月13日からピーチが那覇の路線でそれぞれ就航した。これにより低価格運賃が実現、利用しやすい環境ができた。
このほか3月7日の開港時には韓国からチャーター便が就航、台湾からも2社が夏場の期間に運航した。
13年の乗降客数は1月から前年を上回るペースで推移。3月は19万4239人(前年同月比25・7%増)と伸び、観光シーズンの8月は23万6584人(同52・3%増)、9月は21万2764人(同51・6%増)と大きく伸びた。
乗降客数の内訳は国内線205万3401人、国際線1万5626人。全体では前年から27・7%(44万8863人)増えた。
空港には1日当たり80便余の発着があり、着陸回数は1万3116回で、前年より2054回の増。
積んだり、降ろしたりした荷物は一般貨物で1万8061㌧(前年比2・4%増)、郵便物で414㌧(同6・1%増)となった。