【小浜】小浜小学校創立120周年記念式典・祝賀会(同実行委員会主催)が21日午後、小浜小中学校体育館で開かれた。同校は「自ら進んで学習し、心豊かでたくましい小浜っ子の育成」を教育目標に掲げ、これまでに1613人の卒業生を輩出。式典では児童生徒や卒業生、地域住民らが校歌に声をそろえ、学校の節目を喜び合った。
同小は1895(明治28)年6月に大川尋常小学校小浜分校として小浜村番所付属機織小屋で創設。1906年に小浜尋常小学校として独立し、小浜尋常高等小学校、小浜国民学校、小浜初等学校、小浜小学校と改称し、1949年に中学校を併置。1972年の沖縄の本土復帰に伴い、竹富町立となった。
式典で友利始夫校長が「120年間にわたり、歴代の教職員や小浜島の皆さんが情熱を持って小浜小の伝統を築きあげてきた。児童生徒の皆さんには小浜小を育ててきた人たちへの尊敬と感謝の気持ちを持ってほしい」と式辞を述べた。
児童会長の袴田涼介君(6年)は「たくさんの人たちの優しさの積み重ねが120年も続いている小浜小学校は、すばらしい学校。たくさんの人たちに支えられていることに感謝し、学校生活を送っていきたい」と「喜びのことば」を発表。
竹富町の川満栄長町長と慶田盛安三教育長は祝辞を述べた。
祝賀会では、目仲克美実行委員長が「創立120年という節目を契機に、地域の皆さんと力を合わせ、子どもたちの未来のために努力していきたい」とあいさつした。
児童によるエイサーや小浜中生徒、小浜婦人会、同青年会、細崎青年会の余興もあった。