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町がハーベスターを助成 竹富町議会

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 開会中の6月定例竹富町議会(新博文議長)は16日、一般質問初日を行い、大久研一、波照間純一、山盛力、那根操、三盛克美の5氏が登壇。山盛氏は西表島のサトウキビ生産農家に対する支援策を取り上げ、川満栄長町長は「搬入締め切り後は(工場側に)ハーベスターでの刈り取りを求めており、町ではハーベスターの助成を行っていく」と述べ、すぐに夏植えの準備に取りかかれるよう、早急に畑のキビを全て刈り取りたい考えを示した。現在、工場側と調整している。

 町側ではこれまで、肥料や農薬の助成、刈り取り、刈り取りにかかる費用などを支援してきたが、サトウキビ残料の買い取りは検討していない。

 新庁舎建設は大久氏が取り上げ、「住民投票の時期や判断材料はどのようになっているか」と質問。川満町長は時期について「本年度中に実施する考え。これまで答弁してきた通り、9月以降を予定している」と答える一方、判断材料については「現段階で町側が提言するものはなく、有識者委員会で審議している」と述べるにとどめた。

 水産業振興では、波照間氏が「西表西部周辺海域にサワラ専用パヤオ(漁礁)を設置できないか」と要望し、田代仁農林水産課長は「石垣市で設置した経緯がある。どのような事業を活用したのか確認しながら、漁協とも協議していきたい」と述べた。

 町文化財に指定されている西表島祖納集落内の「ピサダ道」の整備の進捗(しんちょく)状況について、町教育委員会の西原啓栄総務課長は那根氏の質問に対し、「2014年度で測量と設計を終えており、設計図の中身を確認し、工事の入札を行う。工期は5カ月を予定しており、年内の工事完了を目指す」と述べた。

 幼稚園と保育所の要素を兼ね備えた認定こども園への移行に伴う保育士の確保については三盛氏が取り上げ、大盛聰課長は「石垣市での保育士の資格取得講座で渡航費や宿泊費を支援している」と答えた。


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