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27団体、3400人参加

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津波で流された人を救出という想定で陸上競技場に着陸した石垣航空基地のヘリ=26日午前

市民防災訓練

 

 石垣市の市民防災訓練が26日午前、市内全域で一斉に行われ、自主防災組織や公民館など27団体から約3200人の市民が訓練に参加。市や竹富町、石垣島地方気象台などの関係者220人以上が訓練に携わっており、総勢3400人以上の大規模な訓練となった。参加者は万一に備えて、避難誘導や搬送、救護などの手順を確認した。訓練は市民防災週間(24~30日)にちなむもので、今年で4回目。

 訓練は石垣島南方沖で地震が発生したことを想定して実施。災害対策本部(本部長・中山義隆市長)が設置された市中央運動公園屋内練習場には、大勢の市民が避難訓練のために集まった。

 搬送訓練では、陸自ヘリが鳩間島と川平地区から住民を陸上競技場に運び、石垣航空基地のヘリは津波で流された人を救出したとの想定で2人を同競技場に運んだ。

 鳩間島からの搬送訓練に参加した屋良ふきこさん(23)は「鳩間中森への避難訓練を行った後、自衛隊のヘリで学校のグラウンドから運ばれてきた。思ったよりもヘリが大きく、安心して乗れた。自衛隊員も親切な対応で万が一の際は今回のように搬送してもらえたら理想的」と話した。

 屋内練習場では市消防本部が「煙体験ハウス」を初めて設置。陸自車両の体験乗車や炊き出し訓練、市消防の火災消火訓練などもあり、市民も体験した。

 中山市長は「今後も訓練への参加者を増やし、災害に強いまちづくりに向けて取り組みたい」と講評した。


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