夏の渡り鳥ブッポウソウの飛来が22日午前、名蔵の雑木林で観察された。
ブッポウソウは、全長約30㌢で、赤いくちばしと光の加減で青から緑に変化する美しい羽毛を持つ。主な繁殖地は九州以北の森林で、木の洞などを利用する。南西諸島では、渡りの途中に一時立ち寄る旅鳥となる。環境省のレッドリストでは、絶滅の恐れのあるIB類に指定される野鳥だ。
ブッポウソウの名前は、「ブッ、ポウ、ソウ」の鳴き声に由来するが、実は、この鳴き声はコノハズクの鳴き声であることが、1935年のラジオ放送をきっかけに判明した。実際のブッポウソウの鳴き声は「ゲッ、ゲッ、ゲッ」と発する