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西表製糖工場が完成 19日から操業開始

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14日に落成した西表製糖工場の外観=14日午後

 【西表】竹富町西表製糖工場が14日、落成し、西表糖業㈱(金城一夫社長)が指定管理者として19日から操業を始める。6月2日終了予定。町が一括交付金事業を活用した県含みつ糖製糖施設近代化事業で整備したもので2012年の小浜、14年の波照間に続いて町内全工場の整備が完了した。同工場で行われた落成式典・祝賀会には川満栄長町長や島内のサトウキビ農家などが出席。新工場の完成を祝い、島の基幹産業となっているサトウキビ産業の振興に決意を新たにした。

 町西表製糖工場は旧工場跡に整備された。鉄骨2階建てで延べ床面積は4396平方㍍。総事業費は約29億7200万円。1日当たりの原料処理能力がこれまでの80㌧から100㌧に拡大する。工場内は各種バルブや各種包装加工が自動化されている。

 式典では川満町長が「今回の施設完成で黒糖製品の品質向上が図られ、安定的な供給販売と併せて西表島の経済がますます活性化することを期待している」とあいさつし、施工業者7社に感謝状を贈った。

 新博文議長、幸田淳沖縄総合事務局農林水産部長、山城毅県農林水産部長(代読)、金城社長、山城富正西表島サトウキビ生産組合長、山盛力西表東部地区公民館連合会長らが祝辞やあいさつを述べた。

 同工場は当初、昨年12月の完成、1月操業開始が予定されていたが鉄鋼の搬入遅れで工事が大幅に遅れ、操業開始は3月19日と従来の12月上旬から約3カ月ずれ込む。

 西表東部地区は今期8004㌧の原料を見込んでおり、気温上昇に伴う収穫への影響が懸念されている。


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