2月28日午前2時10分ごろ、石垣市新川の市道で、同新川の飲食店従業員の男性(27)が車にはねられ、頭などを強く打って意識不明の重体となる事故があり、八重山署は午前5時23分、普通乗用車を運転していた石垣市内の小学校教諭・桑江淳容疑者(47)を過失運転致傷罪の疑いで緊急逮捕した。同容疑者は容疑を認めている。同容疑者からは基準値の4倍のアルコールが検出されたため、同署では飲酒運転の疑いでも調べている。
同署や教育関係者によると、同容疑者は市内美崎町で27日午後8時ごろから、小規模校で行われている集合学習の慰労会で校長を含む学校関係者約25人と飲酒。大半が1次会で解散したが、同容疑者を含む約10人が2次会へ向かった。
同容疑者はその後、普通乗用車で自宅アパートに帰宅するため、なたつ橋から名蔵大橋方面に向けて進行中、ウオーキングで道路左端を歩いていた男性をはねた。
八重山署の取り調べに同容疑者は「ドーンという音がしたので気になって戻ったら人が倒れていた」と話している。自ら110番通報したという。
同署は、慰労会に参加した教職員20数人からも事情を聴いている。
同容疑者が運転していたワンボックスカーは、左側ボンネットが大きくへこみ、フロントガラスの左側が割れている。