第2回登野城小学校建て替え事業基本計画検討委員会(委員長・前盛善治教育部長、委員14人)が25日午後、石垣市教育委員会で開かれ、前回、事務局の市教委学務課から示された建設位置案について協議した。
提案されていたのは①現運動場に校舎建設②仮校舎建設後に現校舎位置への建設の2案。
運動場への建設は仮校舎建設にかかる工期や工事費が抑えられるが、正門位置の選定や運動場の整備が必要。現校舎への建設は仮校舎工事費がかかるうえ、工期の長期化が予想され、児童への負担が増えるなどの説明があった。
今回は冒頭に事務局が①案を提示したほか、委員らがそれぞれの団体で話し合ってきたことを報告した。
登野城小学校の宮良永秀校長は産業道路や桟橋通りに隣接した形で校舎が建つと騒音で授業に集中できない状況になると予想。「②案の方が子どもたちの学習環境として良い気がする」と述べ、他の委員からも宮良校長に賛同する声が上がった。
今回挙がった意見や課題を整理し、来年1月23日に予定されている第3回会議で建設位置を決定することにしている。
同校と児童数や規模などが類似している沖縄本島中頭郡の浜川小学校の建て替え事例も紹介された。