石垣市は市発注建設工事の業者指名基準に関する規定を一部改正し、「原則として市内に本社を有する業者を優先的に選定する」との文言を追加した。改正は昨年12月19日付。 これまで地元優先に関連する項目は「当該工事に対する地理的条件」とあいまいな内容となっていたが、今回の改正で地元業者の優先指名を明文化した。
一部改正内容は「原則」をうたっており、地元業者では対応できない特殊工事などの入札では、島外業者を指名することもある。
今回の改正について指名業者選定委員会委員長の漢那政弘副市長は「これまでも地元業者を優先して選定してきたが、明文化したことで市の方針がより明確になった」と話した。
県建設業協会八重山支部の黒嶋克史支部長は「支部としては大変ありがたい。地元が優先されるが、島外業者を排除するものではない」と歓迎した。