農作物の恩恵に感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願おうと、八重山農林高校(渡久山修校長)の熱帯園芸科、食品製造科、アグリフード科の生徒ら80人が新春餅つき会を行った。
餅つき会は昨年に続き2回目。この日のためにもち米6㌔を用意。生徒たちが代わる代わる掛け声を掛けながら餅をついた。
つきたての餅は食べやすい大きさにし、砂糖じょうゆやのり、きな粉、こしあんなどをトッピング。生徒らは口いっぱいにほおばり、舌鼓を打った。
食品製造科3年の金城遥さん(18)は「今年はできなかったが、来年は学校で育てたもち米で餅つきを楽しみ、味わってほしい」と後輩にエール。同科3年の上原悠伸(ゆう)君(同)は「2人の息が合わないと餅つきはうまくいかない。大変だったが、そのかいあって本当においしい」と笑顔で語った。