第40回の記念大会となった八重山毎日駅伝競走大会(八重山毎日新聞社主催、八重山郡陸上競技協会主管)は7日、石垣市中央運動公園陸上競技場を発着点に石垣島を東回りに一周する全16区間、76・6㌔(前半9区間39・1㌔、後半7区間37・5㌔)で争われ、与那国が4時間41分24秒で前後半をともに制し、完全優勝で6連覇を達成した。総合2位は新栄町、3位は真栄里だった。躍進賞には前回大会より10分52秒縮め、7位から3位に躍り出た真栄里が初の入賞を果たした。
前半は4区までは順位が激しく入れ替わる展開。2区以降は真栄里が首位をキープ。5区で新栄町の田島魁人が11位から2位へ上がり、その後伸びず、9区も川島海斗が踏ん張るも前半3位。
7区で真栄里を追う新栄町を白保の宮島萌が交わし2位へ。8区で逃げる真栄里の久貝健太を与那国の徳丸弘樹が追うが、差が縮まらないまま前半アンカーの村松稔へ。
村松が真栄里の佐藤友基を猛追し、2分07秒差をひっくり返し、前半トップでゴールに飛び込んだ。
後半はスタートの10区で波照間が先行。続いて平得がタスキを渡し、注目の与那国は10、11区を3位でつなぐと12区で最優秀選手賞に輝いた三ツ岩森之が快調に飛ばし、1位に躍り出た。15区の田原明宗が持ち前の力強い走りで盤石の態勢を築くと、16区の長尾蓮が追い上げる新栄町を尻目に危なげない走りで6連覇のゴールテープを切った。
この日は午前9時現在の気温が19・2度。レース終盤の午後2時には23・3度まで気温が上がるなど、厳しいコンディションだった。
上位の成績は次の通り。
【総合】
▽優勝=与那国(4時間41分24秒)▽準優勝=新栄町(4時間45分17秒)▽3位=真栄里(4時間50分43秒)
【前半】
▽優勝=与那国(2時間27分00秒)▽準優勝=真栄里(2時間27分23秒)▽3位=新栄町(2時間28分11秒)
【後半】
▽優勝=与那国(2時間14分24秒)▽準優勝=新栄町(2時間17分06秒)▽3位=平得(2時間19分31秒)
【最優秀選手】
▽男子=三ツ岩森之(与那国)▽女子=古見早夏(与那国)