第3回石垣島シネマフェスティバル(石垣市主催)が22日午前、2日間の日程で開幕した。初日は10作品を上映し、多くの市民が市民会館で映画館さながらの雰囲気を楽しんだ。映画館がない離島で映画を鑑賞する機会を提供しようと、2012年から一括交付金を活用して開催。今回は2日間で15作品を合わせて24回、無料で上映。23日は午前10時から11作品を合わせて12回を上映する。
大ホールでは最新の5・1chデジタルサラウンドの上映システムを使った全国ロードショー作品、中ホールでは八重山や沖縄に関連する作品、展示ホールでは3Dシステムでの作品をそれぞれ上映。
3D作品は鑑賞用の3Dメガネの数が限られていることから、定員50人。上映開始1時間前に受け付けを始め、同30分前抽選で鑑賞者を決めた。
母親と訪れた渡邊凛華さん(石垣小4年)は「去年も楽しかったので、今年も見に来た。迫力があってすごい。もっといろんな映画をいっぱい上映してほしい」と笑顔。抽選に外れた男性は「最終日(23日)にもう一度、チャレンジしたい」と話した。
最終日の23日は午前10時から、今年9月に公開され、まだDVD化されていないアクション映画「イン・ザ・ヒーロー」、昨年も人気だった「貞子3D2」など11作品を上映する。
ピロティでは飲食の出店や特設ステージでのライブパフォーマンスも行われている。