㈱沖縄銀行(玉城義昭頭取)は台湾ドルや米ドルなど外国通貨8種類を日本円に両替できる「8通貨対応外貨両替機」をファミリーマート石垣730記念碑前店に設置し、21日午前9時から運用を始める。12月には南ぬ島石垣空港に設置する。同行が先島地域に同両替機を設置するのは初めて。
外国人観光客向けの外貨両替は、スタークルーズ社のクルーズ船で来島する乗客を対象にした外貨両替所が石垣港内に開設されているが、常設機はこれまでなかった。
石垣市観光協会の高嶺良晴会長は「両替所がないと外国人観光客の島内消費は伸びない」と述べ、離島ターミナルなどへの設置にも期待を示した。
同行では、増加する外国人観光客の利便性向上を目的に、県の外国人対応基盤整備事業を活用して、年度内に石垣市内の2カ所を含む県内7カ所に設置を計画。設置が終わると、同行の同両替機は県内12市町村に合わせて26カ所となる。
同両替機は外貨を日本円に両替するもので、米ドル、中国元、韓国ウォン、台湾ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの8通貨に対応。両替レートは午前10時に米ドル、午前11時半に米ドル以外の通貨を更新する。
同行証券国際部企画管理グループの玉城真也調査役は「外国人観光客の増加で両替ニーズが高まっている。今後は観光入域数を見ながら他店舗への設置を検討。今回の設置で