「見て、触れて、食べて」をテーマに八重山の産業まつり2014(同実行委員会主催)は27日、石垣市中央運動公園屋内練習場で開幕した。八重山3市町から約100業者が出展、自社の特産品を展示販売したり、新商品をPRしたりした。会場には市民や観光客らが訪れ、試飲や試食、体験コーナーを通して島の特産品に触れ、お気に入りの商品を買い求めていた。28日は午前9時から午後5時まで。
初日は午前9時から開会式があり、実行委会長の我喜屋伸将八重山青年会議所理事長が「八重山の産業発展はより多くの観光客に島で生まれた魅力的な産品を周知していくことが必要。まつりを通して、八重山ブランドを内外に発信したい」とあいさつ。この後、関係者がテープカットをした。
屋内練習場には製造業者ら68、屋外では飲食店などが33の業者が出店。産業まつりの最優秀を決めるY−1グランプリは今回、事前審査・発表となったため、受賞したブースに人気が集まった。
会場内にはすでに製造販売されている商品のほか、開発途中の商品も。八重山商工高校の美島商娘は、ジンジャーシロップの商品開発を進めており、試作品を試飲してもらった。アンケートを実施していた上里莉帆さん(2年)、石垣有紀さん(同)、仲盛菜々美さん(同)は「11月までには完成させたい」と意気込んだ。
竹富町と与那国町のブースには10業者(団体含む)が出展。初めて参加した杉本和彦さん(西表島いやしろ)はインド産鉱石と島の素材でつくったジュエリーを並べ、「こういうところで販売する機会がないので、PRしたい」と話した。
会場内にはイベント広場が設けられており、ステージではクイズ大会、舞踊、ライブなどもあった。