八重山広域市町村圏事務組合と3市町の職員ら7人が13日から5泊6日の日程で台湾を訪れ、夏川りみのコンサート会場で八重山観光をPRするほか、石垣市の姉妹都市・蘇澳鎮、与那国の姉妹都市・花蓮市を訪問して台湾東部と今後の交流のあり方について意見交換する。コンサートは約3000人収容の会場で行われることから、広域は有効なPRができると期待。両市との意見交換を通して、具体的な交流につなげていきたい考えだ。
夏川りみのコンサートは13、14の2日間、台北市内の台湾国際会議センターで開催される。県産業振興公社台北事務所などが会場入り口に観光ブースを構え、広域のメンバーは来場者にパンフレットなどを配布して八重山の魅力を紹介する。2日間で5000部のパンフなどを配布する予定だ。
課題となっている冬場の観光についてはサイクリングや食のほか、サーフボードに立ってオールを使ってこぐスタンドアップパドル(SUP)もPRする。
両姉妹都市では観光施設などを視察するほか、両市との意見交換では職員や子どもたちの交流、農業、水産業などで具体的な交流事業ができないか話し合う。
広域組合の金城弘一事務局長は13日、南ぬ島石垣空港国際線ターミナルで「夏川りみのコンサートを応援しながら八重山観光をPRしたい。コンサートには八重山や沖縄に興味のあるファンが訪れると思うので、効果があると思う。意見交換では八重山圏域と台湾東部との交流を民間レベルにまで広げていけるようにしたい」と話した。
現地では、県産業振興公社台北事務所副所長で石垣市の台北駐在員、小笹俊太郎さんが同行する。