現火葬場の向かい側で石垣市が建設を計画している新火葬場の火葬炉メーカーが11日までに決まった。環境課によると、現在、作業を進めている実施設計に火葬炉の配置や規模などを反映させ、12月までには終える予定だ。来年3月までには用地取得と用地造成を完了させ、同年4月以降に着工、2016年度の供用開始を予定している。
火葬炉設備について市は10日、新火葬場建設検討委員会(新里隆男委員長、委員10人)から昨年1月に適格性があると答申された3社を対象に、指名競争入札を行った結果、太陽築炉工業㈱(福岡市)が9900万円で落札した。
同社ホームーページによると、同社の火葬炉は二酸化炭素の削減、公害防止の徹底、完全自動化、作業環境の向上などの特徴があるという。火葬炉は3基(1基は予備)。
新火葬場計画は5085平方㍍の敷地に火葬場を整備し、炉室のほか告別ホール、収骨ホール、待合室などを完備する。