南の島の星まつり2014(同実行委員会主催)のメーンイベント、夕涼みライブ&ライトダウン星空観望会
が2日夜、南ぬ浜町緑地公園で開かれた。あいにくの曇り空となったものの、午後9時を過ぎたころに雲が消え、さそり座や夏の大三角形などが確認された。星空観望会前にはライブも行われ、会場を訪れた家族連れや観光客など8000人(主催者発表)が星まつりを堪能した。
(12面に写真特集)
星まつりは全88星座のうち、84星座を見ることができる石垣島を星のメッカにしようと毎年開かれているもので、今年で13回目。
夕涼みライブのステージは午後6時10分から始まり、リカ・トゥモールや夏川りみ、スクープ・オン・サムバディがステージを盛り上げた。
午後8時半の全島ライトダウンで会場は暗闇に包まれ、観客は八重山星の会のガイドや八重山高校放送研究部による宮沢賢治の詩「銀河鉄道の夜」の朗読を聞きながら、星空観察を楽しんだ。
天体望遠鏡で月を観察した小学生は「月の表面がデコボコしていた」と話した。2年連続で名古屋から訪れた観光客の男性は「去年の星まつりで石垣島の星空やライブに感動して今年も来ました。雲が多く、星が少ししか見られなかったのは残念だが、楽しかった」とまつりを満喫していた。
星まつりは10日まで石垣島天文台など関連施設で多彩なイベントがあり、天文台の施設公開や天体観望会のほか、VERA石垣島観測局特別公開、隕石(いんせき)展記念講演会などが開かれる。