【西表】大原公民館(大浜修館長)の第36回大原祭が4日午後、同公民館広場で開かれた。豊作祈願や伝統文化の継承、地域の活性化などを目的に毎年実施しているもの。大原神社への旗頭の奉納やミルク行列の道踊りをはじめ、多彩な舞台芸能やコンサートが繰り広げられ、地域を挙げて祭りを楽しんだ。
旗頭を先頭にミルクや婦人、子どもたちによる道踊りでスタートし、大原神社に旗頭を奉納した。
会場の広場では、道踊りを終えた旗頭やミルクを迎えた後、子どもたちのみこしや旗頭、婦人らの「大原音頭」などがあり、盛んな拍手が送られた。
式典では大浜館長が「製糖工場の新築工事も進んでおり、生産農家も増産に向けて機運を高めている。躍進する大原集落にしていきたい」とあいさつし、優良農家として2氏と1団体を表彰した。
特設ステージでは、芸能やゲストによるライブが繰り広げられ、青年会や子ども会は狂言や獅子舞などを披露。最後は巻き踊りに続いて、打ち上げ花火が夏の夜空を彩った。
優良農家表彰は次の各氏・団体。
▽サトウキビ大量生産部門=サザンファーム(西大舛旬代表)▽10アール当たり収量部門=横目英三▽畜産部門=宮良長祥▽水稲部門=サザンファーム