2014人魚の里星野夏祭り(同実行委員会主催)が19日夕、星野公民館前広場でにぎやかに開催された。今年で10回目を迎えた祭りでは、星野に伝わる人魚伝説の紙芝居や「星」にちなんだ星空観察のライトダウン、子ども会の余興、島仲久さんと下地勇さんのライブなども行われた。会場には集落外からも大勢の人々が詰めかけ、地域挙げての手作りイベントを楽しんだ。
星野地区は64年前、沖縄本島大宜味村などからの計画移民が築いた地域。地域活性化と交流を目的に20年以上前に行われていた「盆踊り」を復活させようと、2005年から夏祭りが開かれている。
祭りは「古里を大切にしよう」と、星野にIターンした若者たちを中心に、本土から移住してきた人や地域おこしの趣旨に賛同した三川青年会も協力し、準備を進めてきた。
小雨で一時中断もあったが、地域子ども会のエイサーや女性部による舞踊「桃里節」、市民吹奏楽団の演奏、ベリーダンス、ウイングキッズリーダーズの創作ダンスなどが次々と披露され、大いに盛り上がった。
実行委員長の砂川利勝さんは「地域の若者がスタートさせ、地域で作り上げてきた星野夏祭りは今年で10回目を迎え、しっかりと根付いてきた。今後も地域活性化のために全員で力を合わせて祭りを盛り上げていきたい」と話した。
また、お楽しみ抽選会などのプログラムもあり、来場者は夕涼みをしながら、夏祭りを楽しんだ。