石垣市・竹富町で生産される今年のマンゴーの生産量は194.5㌧と、ほぼ前年並みの豊作が見込まれることが分かった。パインアップルは、昨年の台風の影響で果実が小玉化傾向にあることから前年を413㌧下回る1503㌧の見込み。出荷のピークはマンゴーが7月上旬から下旬、パインは7月上旬から8月上旬と予想。マンゴーは7月上旬に約53㌧、パインは8月上旬に236㌧の最も多い出荷量を見込んでいる。県八重山農林水産振興センターがまとめた。
マンゴーの出荷予測は、石垣市が174.2㌧(前期比20㌧増)、竹富町20.3㌧(同22.7㌧減)の計194.5㌧(同3・4㌧減)。寒さで後半に咲いた花の着果率にバラつきが出たが、全体的な開花率が高く、豊作型となった。
前年は、豊作型だったが7月の台風で大きな打撃を受けた。
パインは石垣市が1114.9㌧(同252.8㌧減)、竹富町が388.3㌧(同160.2㌧減)の計1503.2㌧(同413㌧減)。品種は今後出荷が本格化するハワイ種が46%、ボゴール27%、ピーチ25%など。昨年の台風の影響で果実が全体的に小玉傾向にある。
輸送面は、マンゴーとパインの出荷ピークの山がずれたことと、
全日空に加え、日本トランスオーシャン航空も夏場に東京直行便に中型機の就航を予定し、両果実の本土便への搭載量が増えることで、従来と比べ主力の那覇便への搭載に余裕が出るものとみられる。