「インターネットでの売り上げを2倍にする」をテーマに9月25日から計5回行われた2013年度経営向上塾(県商工会連合会主催)の成果発表会が4日午後、石垣市商工会2階ホールで開催され、最優秀賞を風車(西表島)、優秀賞を㈱ジーフリー、奨励賞を㈲山田書店が受賞した。
同セミナーは石垣市内の事業所17社が受講。この日開かれた発表会では、このうちの11社が講習でノウハウを学び、各事業所のホームページ(HP)などに生かした成果を発表した。
奨励賞の㈲山田書店(山田隆雄代表取締役社長)は「地域のランドマークを目指して」をコンセプトに、サイトのアクセスを数2倍、検索エンジン最適化(SEO)により検索の順位を上げることを目標に取り組んだ。
受講後、未更新だったHPを更新したりイベント情報を細かくアップしたり新たにフェイスブック(FB)を立ち上げたことで、アクセス数、FB利用者が増加。当初圏外だった「石垣島プレイガイド」の検索ランキングで1位になったことなどの成果を報告した。
前回の最優秀賞の八重山殖産㈱(志喜屋安正代表取締役社長)は「健康を届ける」をコンセプトに設定。商品を購入してくれたお客さまに手書きで石垣島の絵はがきを送付したところ、リピート率が約80㌫まで上がった実績を発表した。
講師を務めた㈱グリーゼ=東京都=の込山民子代表取締役は「インターネットはHPをこつこつアップするなど手を動かせば動かした分だけ成果がでる道具。継続して手を動かすにはチームで動くことで、積み重ねられる」と総評した。