第32回夏季オリンピック東京大会の自転車男子個人ロードレースが24日午前11時に武蔵野の森公園(東京都)をスタートし富士スピードウェイ(静岡)でゴールする234㌔のコースで行われ、石垣市登野城出身の新城幸也(36)=バーレーン・ビクトリアス=は6時間15分38秒の35位でゴールした。地元石垣市では友人らが画面を通して応援、有観客となったゴール会場では家族や親類が雄姿を見届けた。日の丸を背負い力走した新城選手に最後まで声援を送り続けた。
東京をスタートし、神奈川、山梨、静岡と富士山麓を通り、富士スピードウェイでゴールするレース。獲得標高約4865㍍とタフなコースに挑んだ。
新城はレース中盤までメイン集団につける力走。終盤の上りで引き離される展開となったが最後まで走り切り、日本人トップの35位でゴール。ロンドン、リオデジャネイロに続き3大会連続の完走を果たした。
レースはリシャルド・カラパス(エクアドル)が6時間5分26秒で金メダルを獲得。日本勢の増田成幸(37)=宇都宮ブリッツェン=は84位でレースを終えた。(時事)