希少野生動植物の密猟や盗掘防止などを目的としたパトロールに当たる地域住民を対象とした環境省石垣自然保護官事務所の説明会が20日、伊土名公民館で行われた。
パトロールは日中と夜間、石垣島内の複数の林道で行われる。希少野生動植物の密猟や盗掘を防止するとともに天然記念物や石垣市の条例対象種など希少野生生物やノイヌ、ノネコをはじめとする外来生物などの林道付近への出現状況を調査する。
説明会では、自然公園法や沖縄県、石垣市の保護条例についての説明もあった。
同事務所の山本以智人上席自然保護官は「多くの人はルールを守って自然に親しんでいるが、一部で違反行為をする人がいる。地域の自然を地域の人と守っていけるよう取り組みたい」と話した。