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ふるさと納税減少傾向 与那国町

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与那国町ふるさと納税の推移

 【与那国】応援する自治体に寄付する「ふるさと納税」で、与那国町の寄付額が減少傾向にある。1億円を突破した年度もあったが、直近3年では前年度を9~13%の範囲で減っている。町は返礼品開拓の必要性があるとして今年度から専従スタッフを配置、対応を強化している。

 町のふるさと納税は、インターネット上のサイト「ふるさとチョイス」と役場窓口で受け付けている。納税すると、町の自主財源として「ばんたドゥナン島基金」に積み立てられ、各種事業で活用される。同基金の積立金は21年3月31日時点で約8600万。

 21年度当初予算では町営図書室設置に関する予算456万円のうち、75・7%に当たる347万円を同基金から充用した。

 企画財政課によると、サイト経由での20年度寄付額は1731万円(785件)。使途は6項目選べる。人材育成、学校教育の充実に関する事業586万円(322件)、文化の保全・伝統行事の振興に関する事業330万円(169件)、「ふるさと与那国応援585万円(211件)、図書館設備事業60万円(37件)の順に多い。

 17年度は大口寄付があったため1億円を突破したが、その後は2000万円前後で推移している。

 これまで「ふるさと納税」の業務は兼任で行っていたが、今年度から専従に。担当者は「(寄付額が)減っているということは、ほかの自治体が強いということ。返礼品の開発に力を入れ、2000万円以上をキープしたい」と話す。

 ふるさと納税は、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度。寄付金のうち2000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられる。


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