特定非営利活動法人(NPO法人)石西礁湖サンゴ礁基金(入嵩西正治理事長)は25日午後、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで初めての通常総会を開き、本年度は畜舎排水対策や赤土流出危険度の高い農地の土地利用転換などを行うことを決めた。本年度の予算は総額456万円。
農地の土地利用転換について、鷲尾雅久事務局長は「パインアップルやサトウキビ畑の中で、赤土流出危険度の高い土地に対して、所有者の協力を経て牧草地への転換などができないか検討していきたい」と説明した。
役員改選では入嵩西理事長を再選した。
同基金は石西礁湖自然再生協議会の石西礁湖サンゴ礁基金を引き継ぐ形で昨年設立。県の2013年度赤土等流出防止活動支援事業補助金を受けてサトウキビの株出し推進による赤土流出防止対策などに取り組んでいる。