50年に1度と言われる5日の記録的大雨で石垣市内の五つのダムの水位が上昇。満水となった真栄里ダムでは同日午前5時半から11時までの約5時間半にわたってオーバーフローし、約27万8000㌧の水があふれ出た。
同ダム管理事務所によると、今年4月以降、貯水率が満水に近い状態が続いていたが、ダム周辺で同日午前11時までの196㍉の降雨でダムがあふれた。同ダムでは8日午後3時30分時点でもほぼ満水状態を維持している。
一方、4日時点で貯水率が65%だった石垣ダムは、大雨が降った5日以降100%となり、8日午後3時時点でオーバーフローが続いている。
8日午後5時現在の貯水率は底原ダムが74・7%、名蔵ダムが99%。各ダムには周辺流域などから断続的に水が流入しており、今後も貯水量は増える見通し。