八重山農林高校(渡久山修校長、生徒293人)の恒例行事、草刈り大会が27日、カラ岳西側で行われた。全校生徒が参加し、生い茂ったチガヤを刈り取った。農業クラブ活動の一環として行われており、刈り取ったチガヤは土壌改良のための堆肥や敷き草として活用する。
草刈りのノルマは1年男子40㌔、女子30㌔、2年男子50㌔、女子35㌔、3年男子60㌔、女子40㌔。
初めて参加したフードプロデュース科1年の前盛紀香さん(15)は「家でも作業はしたことがあるので慣れている。ノルマを達成できるよう頑張りたい」、緑地土木科3年の平良蓮君(17)は「鎌の使い方もだいぶ慣れ、がむしゃらにやるだけ。80㌔は刈り取りたい」とやる気満々。時折雨が降る中、生徒たちは懸命に作業に励み、12㌧を刈り取った。
最多の刈り取り量を記録した島袋周優君に、総合優勝の「金の鎌」が贈られた。
結果は次の通り。
【男子】
▽①島袋周優(3年)141㌔②西里星哉(同)124㌔③金嶺究(同)120㌔
【女子】
▽①砂川遥(3年)74㌔②平安山栞菜(同)69㌔③具志堅茉鈴(同)、砂川美南海(2年)47㌔