「NPO法人観光事業活動研究会」(大泊吉博理事長)が新港地区の人工ビーチ内で計画を進めていたイルカ触れ合い施設「ドルフィンファンタジー石垣島」が26日、オープンした。施設から招待を受けた、しらほ幼稚園と白保小学校、学童クラブちゅらハウスの子どもたち30人余りが餌を与えるなどして、イルカとの触れ合いを楽しんだ。
同施設は、海に設置した横40㍍、奥行き30㍍のいけすにバンドウイルカのメス5頭を飼育している。
オープンまでには、5人のトレーナーが人に慣れさせようとイルカを訓練し、見学や触れ合い体験ができる。
夏以降は、イルカと一緒に泳げるなどの体験も実施していきたい考えだ。
ちゅらハウスの生盛雄大くん(小6)は「イルカの体を触るのは初めて。ナスビのような感じだった」と感動した様子。しらほ幼の福本歩時ちゃん(5)と大浜ゆずきちゃん(同)は「イルカに餌の魚をあげることができてうれしかった」と笑顔をみせた。
白保小6年の内原七海さんは「トレーナーのお姉さんの言うことを聞くので、イルカは人の言葉が分かるのかなと思った」と感嘆していた。
大泊理事長は「サンゴ保全や人工ビーチを含めた観光資源開発も視野に、事業を通して石垣市の観光産業振興の一翼を担い、安心安全をモットーに運営していきたい」と話した。