【香港】県内の食と特産品を拡大する「沖縄物産試食および商談会」(県主催)が25日、香港九龍のホテルで開かれ、石垣市から美崎牛を扱う㈱美崎牛本店、リキュールやお酢をPRした石垣島ブースに請福酒造㈲、石垣島産純粋はちみつを紹介した、よへな養蜂が海外販路の拡大に取り組んだ。県内からは市内業者を合わせて15ブースが出展した。
会場には香港の飲食業や卸業のバイヤー約100が来場。企業側は商品の試食や試飲で自社商品を売り込み、バイヤー側は香港への仕入価格や出荷可能量などについて商談した。
現地企業のライジングフード有限公司と商談を行った美崎牛本店の美崎信二代表は「県内の牛肉を扱っているところが少なく、取り引きの要望があり、ビジネスチャンスを感じた。石垣島産牛肉の魅力を伝え、ブランド力を高めて、香港に根付かせたい。石垣から直接輸出することに経費的なメリットが生まれるので、HACCP認定と畜場の供用開始に期待」と振り返る。
参加したバイヤーの一人は「香港は、いい物は評価され購買される市場。石垣島の知名度は高くなっており、物産にも関心が大きい」と期待した。